Windows11対応のPCを自作する話 その3

今回もWindows11対応PCを組んでいく話である。
届きましたIntel CORE i5。

CPUが無いと電源入れても何も動かないので「さみしい限り」ではあったが、今回はCPUを装着して電源ONするところまでは紹介できるかな、と思っている。
CPUの箱、思っていたよりは小さい。リテールクーラーが入っているはずなのだが...
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CPUは箱に空いている窓から見えている。
青い箱を空けると、また中から箱が。結構厳重に梱包されている感じ。
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さすがにそれなりのお値段がする商品だし、精密機器なので当たり前か。
青い箱の外側には段ボール箱があったので、箱だけで3重ってことになる。
リテールクーラーを取り出す際に、グリスが指に付いてしまった。
今回はCPUクーラーを別に購入しているので、どうでもいいが、リテールクーラーを使う予定な人は注意して取り出して欲しい。まぁ、ちょっとくらい指に付いてしまっても問題ないとは思うが。
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CPUの裏面はこんな感じ。昔のCPUにはピンが付いていたが、いつの頃からかIntel CPUにはピンが付かなくなった。マザーの方のソケットにピンが出ている。マザーのソケットの方にピンがついているのがLGAで、ソケットの方が穴になっているのがPGAだそうな。
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なので、LGAタイプのCPUでは「ピンを曲げる」っていう心配がない。曲げるピンが付いていないのだから。
ではあるが、マザーというかソケットの方のピンを曲げる可能性はある。無理に付けるのは禁忌行為なのである。
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さて、では取り付けていくか。
まずは、ソケット横のレバーを手で外す。引っかかっているだけなので、工具は使わず手で外れる。まだ、CPUは付いてないので気は楽だが、ソケットの方にダメージを与えるかも知れないので、慎重にやる。
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留め金が「パカッ」て開くので、黒いプラのカバーを外す。これはソケット保護用のやつ。
ソケットにCPUをはめる時に自動的に外れるみたいなのだが、CPUのマニュアルには外せと書いてあったので黒いカバーは外しておく。
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ソケットの上にCPUを乗せる。軽く置くだけで「カポッ」てはまるので、無理に付けない。付かないときは向きを確認しよう。
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CPUを乗っけたら、留め金を戻す。
レーバーも元に戻す。かなり力を入れないと戻ってくれない。手を滑らせると「バッチん」と反動で戻ってしまうので注意。慎重にやる。
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よし、これでCPUは付いた。
CPUクーラーを取り付けていく。
まずは、CPUと接触するところのシールを剥がす。これは多分、保護用。このCPUクーラーでは接触面が銅製みたい。銅は熱伝導が良い。シールを剥がさないと熱伝導が悪くなる、イコール、冷えない、っていうことになるので必ず剥がしましょう。
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次に、グリスを塗る。
CPUの方に塗る。なぜ、グリスを塗るのかといえば、密着しないとCPUからクーラーの方に熱が伝わらないので、グリスを付けるのである。グリスにも高級なものがあり、こだわる人は拘って塗るみたいだが、私は特に「拘り」はないので、CPUクーラーに付属のやつを塗るのである。
密着さえしていれば、高級なやつだろうが、低級だろうが、温度は1度も変わらないはず。
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写真は塗った後にそれっぽく撮影しているので、フタが付いているのはご愛嬌。
左手で持って、右手でシャッター切るのはやっぱり大変なのよ。
グリスを塗ったら準備完了。
CPUクーラーがデカイので、クーラーの方を下にして、マザーを裏返して乗っける感じでバックプレートを付ける事にした。
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mini-ITXで小さいので、この方が付けやすい。
マザーの穴に合わせてクーラーの上に乗っけたら、バックプレートで固定する。
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バックプレートには、絶縁シールが貼ってあるが、これは「剥がしてはいけない」。剥がしてしまうと絶縁できないのでヤバイかも知れない(もちろん悪い意味で)。
バックプレートの穴からネジが顔を出すように取り付けする。出てきたネジのところにナットで固定していく。
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ナットは規格外なのか、ドライバーで回せるような専用工具が付いていた。専用工具って言ってもチャチイ感じのやつ。ドライバーで回せるようなアダプタって感じ。
さて、無事CPUクーラーも取り付けできた。ひっくり返してみるとこんな感じ。
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CPUクーラーの形状がFANとCPUが密着する部分がちょっとずれている。取付向きによってマザーからはみ出す部分の方向が変わる。このマザーとケースでは、メモリ側にはみ出させた方が干渉が少ないので、上記のような取付向きになった。
ちょっとアンバランス感が否めないが、まぁしょうがないのである。
メモリの上にCPUクーラーがくる感じ。
トップフローなので、メモリも冷やせる?
そういうことにしておこう。

マザーの取付

順番が逆かも知れないが、CPUクーラー付きのマザーをケースに取り付ける。
リテールクーラーは、マザーをケースに付けてから、クーラーを取付できるが、バックプレート付きのCPUクーラーでは逆にクーラー付けてからクーラーもろともマザーをケースに付けた方がいいのかも。
今回のPCケースは、マザーの下に電源があって、もう取付しちゃったので、こういう取り付け方にしたが、マザーの裏に手が入るのなら、マザーを付けてからCPUクーラー付けるのもアリでしょう。やりやすいように工夫してね。
と、その前にバックパネル付けなきゃ。
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バックパネルは、ケースの裏側から「パッこ」ってやったら付けられる。難しいことはない。電子部品ではないから少々壊れても大丈夫。
マザーをケースに入れて、ネジ止めする。
4ヶ所あるが、やっぱり巨大なCPUクーラーが邪魔で1箇所はネジを締めるのに苦労したが、この間ホームセンターで買ってきた長い柄のドライバーでなんとか締めることができた。
他の3ヶ所はしっかり固定できたので、大丈夫でしょう。
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ケーブル配線

マザーが固定できたら、ケーブルを配線するのである。
配線すべきケーブルは、ATX電源、CPU補助電源、パワースイッチ、リセットスイッチ、HDD LED、フロントパネルUSB、HD Audio...くらいかな。
ATX電源とUSBはメモリ横の付けづらい位置にある。CPUクーラーと干渉しちゃっている。ケーブルを曲げて、なんとか取付できた。
CPU補助電源は、ATX電源とは逆側に付いている。端っこなので、余裕で付けられた。
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おお、CPU FAN、CHA FANも付けないとね。
こいつらも端っこにあったので、割と楽に付けることができた。
ビデオやSATAドライブが無いので、配線はちょっとスッキリかも。
ということで、配線はできた。
POWER SWやらを間違えていると電源が入らないので、再度確認。メモリスロットの差しが甘くないかも確認。電源コネクタも重要。一通り確認したので、カバーは付けて無いけど、GOサインが出た。じゃあ、スイッチ入れるよぉ。
ちょっと待て、モニター、キーボード、マウス付けて無いじゃん。外部機器を付けてなければ何もできないただの箱でしかない。
そう、AC電源ケーブルも忘れずに付けなきゃ。
もう忘れ物はないかな。モニターはHDMIに接続。よし!キーボードとマウスはUSB。よし!電源も100Vに接続。よし!
じゃあ、いくよぉー。
ぽち。
ん、反応なし。
ビッビッて押した時間が短かった?いや、ATX電源のスイッチがOFFだった。
ATX電源のスイッチをON。よし!もう一回、スイッチオーン。
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やった、BIOS画面が出た。
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ちゃんとCPU認識してるよ。メモリも16Gだよ。2400MHzになってるみたいだけど。
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M.2のSSDもOKじゃない。
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一発で行くとは思ってなかった。
でも疲れたので本日はこの辺りで失礼。

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asai
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