V6プラスでPPPoEした話
うちのネット回線だが、"NTT光コラボ"かなんかのよくわからない回線である。
なんか、風邪ひいている時に"勧誘電話"がかかってきて、よく解っていないまま「はい、はい」っていう感じで「契約してしまった」回線を使っている。
この間、TP-LinkのWAN回線側をPPPoEで接続しようとしたけど、PPPoEのユーザーとパスワードって「どこ見ればいいの?」っていうくらいの"分からなさ具合"で情けない。
よくよく、調べてみると「V6プラス」っていうので、IPv6での閉域網からインターネットに繋がっているらしい。
そう、なんか、いつの間にか、IPv6アドレスが割り当てられているので、なんか変かも?と思っていたのではあるが...
V6プラスだと、PPPoEは使われてなくて、IPoEっていうので繋がっている。なので、ルーターにPPPoEのユーザー/パスを設定していない。IPoEはIP over Ethernet?なのだそう。
Nuro光の時はPPPoEだったような。それが、PPPoEからIPoEに変わっているのね。
IPoEだとルーター毎になんかIDがあって(MACかなぁ?)、DHCPやらなんやらで端末というかルーターを特定できるらしい。そう、らしい。
普通のPPPoEよりもIPoEの方が網の規模が大きいので「快適」ということなのだが、そうなんだろうか?比較するものがないので、どうということもできない。でも、最新の通信方式なんだからきっと速いはず。
たぶん...
確かに、スピードテストみたいなサイトで速度を測ってみると、400Mbpsは出ている。本当はギガ出るので、まぁ、そんなところかと思っていたのだが...
そうなんだ、PPPoEよりもIPoEの方が速いんだ。ふーん。PPPoEはPPP over Ethernetだよね。Ethernetの上でPPPというプロトコルを動かすわけだよね。普通の、というかちょっと前のPPPではシリアルケーブルとか電話回線とかの上でPPPをやっていた。
通信プロトコルの上で「over」っていうのはレイヤの上で何々を動かします、っていうこと。
PPPoEなら、PPPをEthernetの上で動かします、っていうことで、
IPoEなら、IPをEthernetの上で動かします、っていうこと?
何言ってるか解らない人は「ネットワークレイヤ」や「プロトコル」を調べて欲しい...
と放りっぱなしなのもなんなので、軽く説明すると、レイヤは「層」と言ったりする。L2SWとか言っているのは、レイヤ2のスイッチっていうこと。レイヤ2っていうのは、データリンク層かな。レイヤ2の下はレイヤ1でこっちは物理層。プロトコルは層になっていて、積み上げていくような感じになる。ネットワークの世界で「層」は大事なわけです。これ以上はネットで調べてね。
そうか。ふーん。
ん?でもそれってLANなら"普通"...だよね?
そのへんのネットワーク通信って無線にしろ有線にしろ、LANならEthernetの上にIPレイヤがあるよなぁ。
どういうことか。しばし考える...
そうか、PPPoEはWANで使われる技術なわけである。
一方のIPoEはLANで普通に使われている技術をWANでも使えるようにしたもの、なのか?
まぁ、あってると思う。
なにせ、ルーターの先はよく分からないので、想像でコメントするしかない。検証のしようがない。
マルチセッション
で、光コラボでネット接続している我が家のネット環境なのではあるが、ここにPPPoEの接続ができるかも?
ということで、やってみることにした。
で、この間購入したTP-LinkのWi-Fiルータをブリッジ動作からルータ動作にしてやって見る。
契約変更の際に、so-netから契約書が届いたのだが、その中にPPPoEのユーザーとパスワードが書いてあった。
TP-Linkをルーターモードに戻して、WANのポートをNTTのルーターに接続。インターネットの接続設定をPPPoEにする。
NTTルーター側はPPPoEブリッジが有効になっていることを確認する。
TP-LinkでPPPoEの設定をして、接続するとちゃんと繋がった。へぇー、繋がるんだぁ、ちょっと感動したが、LAN側のネットワークが192.168.1.0/24になっている。家庭内LANは192.168.0.0/24。なので、「2重ルーター」になっている感じ。
うーんこれでもいいんだけど、ローミングとかできないよね。多分。3Fで使っている時は、3FのBAFFALOの無線LAN APにつながり、192.168.0.0/24に接続されるが、1Fに移動するとTP-Linkに繋がって、192.168.1.0/24に接続されるのか?そんなのってできる?それぞれのネットワークセグメントでDHCPが動いているから大丈夫?
SSIDを変えて、移動する度に接続しなおせばOKなんだろうけど、ブリッジ間をローミングする方がスムーズだし、そっちに慣れているから、SSID切替方式は却下だな。
ということで、TP-Linkも同じネットワークに接続させようとLANポートを192.168.0.0/24のセグメントのL2SWに接続。
すると、ループが発生するようで、LEDがチカチカ、ネットワークも重たい状態になる。
これって、リンクアグリを試してみた時と同じような感じ。ちなみにリンクアグリしてみても同じ状態。
いわゆる、ブロードキャストストームが発生している模様。ブロードキャストの嵐ですよ。
TP-LinkってSTP(スパニングツリープロトコル)ないのかなぁ。ないか。
NETGEAR 24ポート(JGS524E)の方にも付いてないみたいだぞ「STP」それじゃあループして当然?。「ループ検出」っていうのはついてるけどなぁ...
NETGEAR 24ポートはアンマネージプラスなので、機能限定なのよね。リンクアグリできる最低のやつを購入しているので...
STPが使えるL2SWを導入するか。8ポートくらいで良いので。STPが一つあれば、大丈夫だよね?ダメかな。
NETGEARのWebサイトで良さげなのがないか物色していると、GS308Tというのが良さげ、8ポートだけどスマートスイッチだからリンクアグリやVLAN、STPもできる。でもそれなりに値段が...と思ったがまさかの6000円。なんか値引きされてる。Amazonでも6000円。思わず、ポチってしまった。

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届いたらやってみるのである。
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