曲面ディスプレイを吟味する デュアルディスプレイより曲面

曲面ディスプレイ
アキバのヨドバシに行ってみたら、ちょっと目を引くディスプレイを発見した。
大型のディスプレイなのだが、画面がちょっと曲がっているのである。
「曲面ディスプレイ」というジャンルのものらしい。
LG モニター ディスプレイ 34UC88-B 34インチ/曲面 ウルトラワイド/IPS 非光沢/HDMI×2、DisplayPort/スピーカー内蔵/高さ調節対応
これは目新しい。主に3Dゲームするときに、臨場感が上がるっていうことなんだろうけど。
うーん面白い。いっとき流行った3Dより面白い。
ディスプレイを3枚並べて、超ワイドみたいになっているゲーミング環境を良く見るが、これだとどうしても、「つなぎ目」が出ちゃうもんね。
横長で、湾曲していたら、そのディスプレイを机に置くだけで、3Dゲーム環境の出来上がり。RPGでも、フライトシミュレータでも、レースゲームでもそれだけで、臨場感アップであろう。
ゲームじゃなくて
通常の編集作業や、プログラミング作業でも、ディスプレイを二つ並べて、こっちでプログラムを作成して、こっちで、ドキュメント直して、みたいな作業もあったりする。
何かを作るという状況では、「モニタは広い方が快適」であることは間違いない。
かくいう私も、机の上には二つのディスプレイがあり、マニュアルをサブディスプレイに表示しておいて、プログラムを作っていくということをやったりする。
普段は、サーバマシン用のディスプレイであったりする。HDMIの切り替えスイッチやKVMで切り替えながら使っているわけである。
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散らかっている感じで恥ずかしい。
しかし、デュアルディスプレイだと、真ん中に操作のメインとなるウインドウを置けない。トリプルなら良いのだけれども。
横に長い一枚のディスプレイならそれが解決する。
なんで曲面?
細かい理屈は良くわからないけど、直感的に囲まれていた感じになった方が良い気がするでしょ?
なんと、映画館のスクリーンは湾曲しているのが普通であるそうである。
これは納得。映写機から光を発してスクリーンに投影するわけであるが、スクリーンが平面であると、映写機から発した光が届く距離が中央と端っこで微妙に違うことになる。
でも、フィルムは平坦である。
なので、すでに歪んでいる画像で記録されているので、湾曲具合はある程度抑えてあるそう。
うーむ、ちょっと奥が深そう。
カメラの話になってきたかも。
超広角な魚眼レンズで撮影すると画像が歪む、っていうことと原理的には同じことか。
でも一本の映画の中で、カメラレンズを1種類しか使ってない、っていうことはありえないわけで、ズームもできるでしょ。
画角が違えば、歪みも違うわけで...
ゲームなら、設定次第かもしれない。
 このゲームは、湾曲率1.02で作成されています、みたいな表示がされるかも知れない。
 OpenGLなど、3DCGの世界でも湾曲しているスクリーンなんて考えられていないだろうなぁ。
  多分、そんなディスプレイは世の中に存在しなかったわけだし。
 画角は、なんかできるかも。
曲面ディスプレイが作れるのなら、「曲面イメージセンサ」があったらなんか素敵な映画ができる?
と思って、「曲面CMOS」で検索したら、もう開発されているらしい。
ソニーが開発中なのか。

生物模倣で大進化、デジカメの「目」 ソニーの挑戦 - 日本経済新聞

ソニーは生物の目の構造をまねた曲面形状のイメージセンサーを開発した。デジタルカメラなどに搭載するCMOS(相補性金属酸化膜半導体)センサーは平面状が当たり前だが、…

曲面CMOSで撮影した画像なら、曲面ディスプレイで再生しても「違和感なし」なのか。
そうだよね。
でも、曲面具合がちゃんと合致していないとダメだよね。多分。
歪み率、とか湾曲率みたいな指標はあるのか?
画像処理で、歪みを修正するのって、結構「重たい処理」になるので、ディスプレイ側で調整っていうのはできるのだろうか。
今は、曲面ディスプレイ黎明期なので、ちょっと面白いかも。
どうなることやら。
今現在で入手しやすいのは

LGは、65,000円か。
お値段的には、もう少し安いといいな。お財布事情があるので。

29インチだと、50,000円。

DELLのやつは、97,000円。

BenQ ゲーミングモニター ディスプレイ ZOWIE  XR3501 35インチ/21:9/2560x1080‎/‎/144Hz/湾曲パネル

BenQ ゲーミングモニター ディスプレイ ZOWIE XR3501 35インチ/21:9/2560x1080‎/‎/144Hz/湾曲パネル

  • 出版社/メーカー: ベンキュージャパン
  • メディア: Personal Computers

BENQは90,000円。

Acerは、100,000円か。
今使っているのが、23インチと20インチ。
足して、43インチなので、それ以上ないと、だめかも。
CG加工して、机の上においてみた。
大きさは適当に手で調整したので、厳密にはあってないかも。
でも、雰囲気はわかった。サブディスプレイはどこかに移動しないとだめかも。
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34インチのやつが、安くなるのを待つか。
光学的に考えてみたら
昔のブラウン管のテレビでは、反対に凸な感じであった。
今の主流は、液晶とかのフラット。
ブラウン管のディスプレイを見慣れた後に、フラットな液晶画面を見ると「凹んでいる」かのような錯覚があった。
曲面ディスプレイでは、錯覚ではなく「本当に凹んでいる」わけである。
フラットな画面を見慣れている今の自分が、曲面ディスプレイを見たとき、どんな違和感を覚えるのか楽しみではある。
何の違和感も感じないかも?
人間の眼球はほとんど球な訳なので、理想的には、球のCMOSセンサーで受信した画像データを球面になったディスプレイに表示する、っていうのが光学的(データ転送的)には、理想的なのかも知れない。
球面ディスプレイか...
多分、今の曲面ディスプレイは、左右の横方向に曲がっているだけなのよね。横長だから、横の効果が大きいと思うし、理にかなっていると思う。
将来的には、球面に近づくのであろうか。つまり、縦方向にも湾曲する?
PCのディスプレイ用としては、4Kよりも曲面ディスプレイの方が面白そう。
4Kの曲面テレビもあるらしいが...
SFやアニメで、何もない空間に、映像を映し出すっていう技術が確立されていることがあるが、別にフラットでなくてもOKだよね。
曲面になっていた方が人間としては見易いだろうね。
横に長い、もしくは縦に長い表示は、湾曲していることが普通、になるかも知れないね。
あー、ちょっと脈絡もなく書いてしまった。
まぁ、いいか。

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asai
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システムエンジニア
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