M.2 10G LAN今度こそ安定稼動?【熱暴走?ノイズ?禁断の小さいFAN】
どうも、FANレスオジサンです。
暑いよねぇ…新型のE8系新幹線も止まるくらいだからねぇ…
M.2 10G LANも熱問題なのか、やっぱり安定しない。
E8系新幹線はさておき、問題のM.2 10G LANだが、今までやってきた対策を振り返ってみると…
ファーム更新
これは初期動作が良くなったので効果ありかも。調子が良いとオートネゴも可能。

オフロード機能を切る
これの効果は不明。多分効果なし。LANカード側の負荷を下げられるため、高負荷で熱問題なら改善しそうだが「切ってもあまり変わらない」ような気がする。チェックサムの計算なんてCPUでやってもLANカード側でやってもどっちでも大差ないのかも。
それでも、負荷が下がるのなら安心材料にはなるかもということで、オフロードはずーっと切ったまま。
でも安定しない。

Windows高速起動を切る
Windows高速起動を切るとドライバでの初期化具合が変化すると思うのだが、切っても安定はしない。
ファーム更新した後は起動時の挙動が改善したが、Windows高速起動を切ってもあまり変化はなかった気がする。
LANカードを冷やす
20cm FANをNoctuaのやつに変えたり、排気用の14cm FANを付けたりしたが、やっぱり安定しない。FANを全開で回すもしてみたが、安定しない。熱問題ではないのか?
L2SWを冷やす
ヒートシンクを付けたり、蓋を開けて14cm FAN+USB12V変換ケーブルで冷やかしてみたがやはり安定しない。他のポートは使えてるし、ポートやケーブルを変えてもやっぱり、M.2 10G LANだけ安定しないので、L2SWの問題ではなさそう。


Thermalright TL-C14C X3 CPUファン140mmケースクーラーファン、S-FDBベアリング付き4ピンPWMサイレントコ...
残るは?
と、なるとやっぱり、問題はM.2 10G LANの方だよね。熱暴走でないとすると…接触不良?ノイズ?
フラットケーブルだからなぁ。
と思い、グラボを外して接続を確認。
HD Audioのケーブルがグラボの隙間でフラットケーブルと交差しているので、配線を変える。
10G LANのヒートシンクの上にマザーに付属のヒートシンクを良かれと思って乗せていたが、これを外した。エアフロー的には無い方が有利か?
でもって、使ってみる。
5分経過… まだ平気…
10分経過… まだ平気…
30分経過… おお、まだ平気…
1時間経過… これはやったのか?
この間もちょっと大丈夫になって浮かれたけど、今回は騙されないぞ!ということで、FAN設定をフルスピードからパフォーマンスに下げてみる。L2SW側の冷却はそのまま。
10分経過… まだ平気…
1時間経過… 大丈夫!
このまましばらく仕事してみたが、Cloud9でなんかエラーが出てる。これはプロキシ挟んでいるせいか?認証がどうのとなっているので別問題か。ちょっと気にはなるが、10G LANがリンクダウンすることはなかった。
今度こそ、これは行けたんじゃない。
ということは、
・ケース内のケーブルの取り回しが問題でノイズ発生?
・ヒートシンクにヒートシンクを付けたのでエアフローが悪い問題?
のどちらかということか。
どちらにしても、L2SWの問題ではないようなので、冷やし作戦はやめるか。でもなぁ、今日は雨降ってちょっと涼しいし。明日以降の様子を見よう。
次の日
部屋のエアコンを点けずにパワーオン。エアコンも始動。しばらく使っていると一瞬切れて復活する事象があったが再起動しなくても復帰した。徐々に部屋が冷えてきたこともあってかその後は安定した。
やっぱり熱問題なのかも。
とりあえずは、安定度が増したので「よし」とするかぁ。もうちょっとエアフローを考えた方が良いのかも知れない。10G LANに小さいFAN付けるか?そんなFANないしなぁ… 14cmのFANがひとつ余っているのでケースに増設するか…FANレスオジサンとしてはやるせない。


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10G LANのところをスポットで冷やかしたいのだが、どうすれば…
狭いところにぎゅうぎゅうに詰め込まれ過ぎな感じ。普通のLANカードにはもっと大きいヒートシンク付いてるしなぁ...
まぁ、暑い夏はエアコン点けろっていうことかな。
さらに次の日
14cmケースFANを追加することで安定するかと思いきや、やっぱりダメ。いつものようにCloud9を立ち上げ仕事していると、30分くらいで切れる。オレもキレる。
やはり、暑くなってくると調子が悪くなるように思えるなぁ...FAN付けた効果がないのか?
ケーブルをCAT7にする
これはノイズの方が怪しいのかも?と思い14cmFANと同時に買っておいたCAT7のケーブル1mに取り替えてみることにした。今まで使っていたのはCAT6a。
やっぱりケーブル替えてもダメ。安定しない。
ヒートシンクの上に小さいFANを付ける
グラボを外して、オンボードで画面出力させ、どのくらい熱いのかを手で触って確かめることにした。
使えない時は全然熱くならないが、リンクアップしてちゃんと使えている時は爆熱である。触れないほどには熱くはなっていないが、一応ヒートシンクの上を触っているので、チップの方はやばい状態なのかも知れない。
しばらく使っているとやはり切れた。切れている状態で放置すると徐々に冷めていく。これはなんか保護回路かなんかでシャットダウンしてるんだろうな。デフォルト状態で使っている際に、10Gから1Gに速度が落ちたっていうこともあったので、サーモスタット的な機能が付いてるのかも。
これは最終手段を使うしかないのか...
最終手段とは小さいFANを付けるのである。古いATOMが乗っているマザーに小さいCPU FANが付いている。一応、3ピンなので、マザボに直接刺せる。これを外して、M.2 10G LANの上に付けちゃうFANレスオジサンとしては禁断の方法である。

まぁ、グラボのFANは外せないし、常時稼働のサーバーではないので妥協するとしよう。
小さいFANを装着して、ケース上部の吸気14cm FANは停止状態。グラボとケースは戻して試験運用する。M.2 SSDの温度は測定できるので見てみると「約50度で安定」M.2 10G LANの方に寄ってつけたので10G LANの方がより冷えているはず。高温になると切れるはずだが、小一時間くらいはリンクダウンしなかった。

しかし「ぬか喜び」ではいけない。もうちょっと様子を見るのである。
参考にしたサイト
みなさんAQC107チップには手を焼いている様子。これで安定すれば良いのだが...
本日はここまで。
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