M.2に挿す10G LANがサーバで使えないのでWindowsメインPCに入れた話
asaiM.2に挿す10G LANカードを購入したは良いが放置状態であった。
M.2に挿す10GのLANカードを購入した話
えーと、本日はM.2(エムドットツー)スロットに挿す10GのLANカードを購入した話である。Proxmoxの各ノードに10G LANカードを入れて10GのL2スイッチも導入したのにも関わら…
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ようやく重い腰を上げサーバマシンに突っ込んでみるものの、「電源さえ」入らない状態。復旧させるのにCMOSクリアしなくてはならず、結構大変であった。以下の動画ではデータ退避用に2TのSSDを増設している様子から始まっているので後半を見て欲しい。
でもって、使い道がなくなってしまった10G LAN。しょうがないのでWindowsのメインPCに入れてみようと思い立った。が、M.2のSSD上にヒートシンクが乗っかっているし、グラボを外さないとどうにもできないのでメンドクサクなってしばらく放置状態であった。
日に日に「宝の持ち腐れ感」が大きくなってきたし、データの退避も終わったことだし、過去の記事を読み返していると「ここらでやりますか」という気になってきた。
でもって、蓋を開けて、グラボを外してみた。
FANも汚かったので外して、掃除してある。M.2の上にヒートシンクが乗っかっているのでこれを外さないとM.2 SSDが外れない。
もちろん掃除にはマキタの掃除機を使っている。
ヒートシンクを外したらSSDが見える。
手前のD:ドライブで使っているSSDを外す。
空いたスロットに10G LANを突っ込む。ヒートシンクがはんだ付けされているので簡単には外せない。マザーボード付属のヒートシンクが付けられないが、ちょっと試しなのでそのまま挿してみる。
本来はRJ45のコネクター部分とフラットケーブルでつながないといけないのだが、認識するかだけ試してみる。BIOS画面を出してみる。
BIOS画面では認識されていなかったが起動はする。サーバーマシンに入れた時はBIOS画面すら映らなかったのでまだマシ。ちょっと期待できる。
そのままWindows11まで起動してみる。
無事起動したので、デバイスマネージャを見てみると…
おお、ちゃんと認識しているではないか。よしよし、これはイケる気がしてきた。
ケーブル付けるぞー
とはいえ、ここからが一苦労である。本体とRJ45の口が付いた別基板をフラットケーブルで接続しないとダメなのだが、M.2基板の端っこの方にコネクタがあって非常にやりにくい。
M.2に固定するネジが小さく、ねじ止めする度にケースの中に落っこちて、収拾がつかない。マザーボードを外してネジを探すハメになる。
マザーを外した状態でなんとかフラットケーブルを取り付けられた。
RJ45基板の方は、本来PCIの拡張スロットにはめるアダプタが付いているが、グラボが2スロット占有してしまっているので、付けられない。しょうがないので、CPU FANの横にネジで止めてしまう。
マザーを外してしまったので、PowerSWやらHDDのLEDやらATX電源のケーブルを戻すのが面倒。案の定グラボの補助電源を付け忘れ、画面が出ず焦る。
1Gでしか繋がらない
Windowsをネットに繋げて起動したので、自動的にドライバがあたっている。Marvell AQtion 10Gbit...が認識してはいるものの、L2SW側のポートは1ギガのLEDが点いている。電源ONでしばらくは消灯だが、起動中にドライバが立ち上がるくらいのタイミングでL2SWのLEDも点灯する。しかし、ギガビットにしかならない。L2SWのLEDがオレンジ色。
通信自体は問題なくできている。オンボードの2.5Gの方からケーブルを抜いてもちゃんとネットに繋がっている。速度は出てないみたいだけど...
ドライバを更新する
ドライバを更新してみる。ネット検索してMarvell AQtion 10Gのドライバを見つけてきてインストールしてみる。
が、状況は変わらず。
L2SW側が悪いのか、ケーブルが悪いのか、なんやかんや抜き差ししていると10Gでリンクした。
キタキタ、ドライバを買えたのが良かったか？ケーブルを抜き差ししたのが良かったのか。
えー理由はよくわからないが、繋がってしまえばこっちのもの。何はともあれベンチマークである。
おー
未だかつて無い値が出た。
NVMeでは1000以上はザラだと思うが、SATAでは500Mくらいしか見たことがない。ネットワークドライブだと300MがMAX。
1000MB/sって。これは10Gbpsで通信しているね。
やったね！！
本日は以上。
TP-Link 10G 5ポート L2SW購入【ネットワークドライブのベンチ】
今回は先日から続いている10G LANの話の続きである。TP-Linkの10G 5ポート L2SW(TL-SX105)を導入したところメインPCであるWindowsマシンでも2.5Gで接続できるようになった…
後日談
コールドスタートすると1ギガビットになってしまうのは、ネゴシエーションに失敗するからっぽい。ドライバのLink Speed 設定で、Auto Negotiationを10G固定にしたところ、ケーブルの抜き差しをしなくても10Gで接続されるようになった。
ギガビットのL2SWに接続した際はどうなるか試してないのでわからないが、ネゴしないので通信不可であろう。まぁ、しばらくはこのまま10GのL2SWに接続して運用するのでOKとする。
インターネット回線がギガのままなので、ネットが速くなった感じはない。ただ、ネットワークドライブの使い勝手は向上した。1GB程の動画ファイルをコピーしてもプログレスが表示されない。本当にコピーしてる？って思うくらい。これはいいね。
投稿者プロフィール
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システムエンジニア
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