AccessクエリとSQLの関係 並び替え
さて、Accessクエリの続きである。
本日は、フィールドの下にある、並べ替えについてやってみる。フィールドのすぐ下にはテーブルの入力欄もあるが、元となるテーブルが複数になってこないと意味がないので、後回しとする。
さて、並び替えをやるとどうなるのか、何が並び替えられるのかやってみることにする。
並び替え
さて、並べ替えのところをドロップダウンさせてみると、「昇順」「降順」「(並べ替えなし)」と3つの選択肢が存在することがわかる。
並べ替えなしがデフォルトの状態。何も指定していない状態であるので、並び替えは行われない。
テーブルfooの作成方法が良くなかった。a列で並び替えするとわかりにくいので、b列で並び替えをしてみよう。
フィールドを式にしてしまったので、これを単純にb列だけにする。さらに、並び替えで、昇順を指定してみた。
これで、「実行」してデータシートビューに切り替えると、b列が小さいものから大きいものへ順番に並び替えられて表示される。
Excelでいうと、B列を選択して、「並べ替えとフィルター」の「昇順」を実行した感じとなる。
降順で並び替え
元々1,2,3の順番でレコードを作成したので、並び替えなくても結果は同じであったので面白くない。「降順」に変更して、並び替えの様子を見てみよう。
確かに、並び替えられている。
並び替えられるのは、「レコード単位」である。b列に並び替えの条件を指定したが、b列のみが並び替えられるわけではない。従って、a列とb列の対応が崩れることはない。Excelの並び替えでも、同じように行単位で並び替えされるので違和感はないと思う。
SQLとの対比 ORDER BY
SQLビューに切り替えてみよう。
ORDER BY ...といった命令文が追加されている。読み方は、「オーダーバイ」である。ORDER BY句により並び替えを指定することができる。
ORDER BYに続けて、どの列をキーとして並び替えるのかが指定されている。例では、b列で並び替えしているので、ORDER BY foo.bと書かれている。
さらに、降順を指定しているので、DESC(デスク)が付いている。昇順に変更すると、DESCがなくなる。
最後の;(セミコロン)は、SELECT命令文の終わりを意味するもの。
まとめ
ORDER BY
並び替えを指定するとSELECT命令に追加される
foo.b
ORDER BYに続けて、並び替えを行いたい列を指定する
DESC
降順で並び替えを行う指定。昇順で並び替える場合はブランクまたは、ASCを指定できる。
今回はここまで。
詳しくは、SQLポケリを参照して欲しいのだ。
AccessクエリとSQLの関係 デザインビューとSQLビュー
AccessクエリとSQLの関係 フィールド
AccessクエリとSQLの関係 フィールドに式を書く
AccessクエリとSQLの関係 並び替え
AccessクエリとSQLの関係 抽出条件
AccessクエリとSQLの関係 抽出条件(または)
AccessクエリとSQLの関係 抽出条件(INとLIKE)
AccessクエリとSQLの関係 抽出条件(表示のチェックボックス)

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