AccessクエリとSQLの関係 フィールド

さて、Accessクエリの続きである。
前回は、クエリのデザインビューをざっくりと説明した。
上部がテーブルを指定する場所で、SELECT命令のFROM句にあたる。
下部が抽出条件などを指定する場所で、今のところテーブルfooの全列を指定しているだけとなっており、こらはSELECT命令のSELECT句にあたる。
というところまでやった。
今回は、デザインビューの下部にいろいろ条件を入れてみたいと思う。
フィールドで列指定
まずは、テーブルfooの全列ではなく、a列だけを取得してみよう。テーブルfooにはaとbのふたつの列を定義しているが、b列は見なくてよいので、a列だけにしたいのである。
どうすればよいかというと、フィールドのところをfoo.*からaに変更するだけである。
フィールドの横に表示される▽のところをクリックすれば、ドロップダウンでリストが表示される。このリストは、上部に追加されているテーブルのフィールドが列挙されている。リストの中からaを選択してもよいし、aを入力してもよい。
Access a列に変更2017-05-26 (7).png
この状態で、クエリを実行すると、データシートビューになる。指定したaのフィールドだけが表示される。
SQLとの対比
フィールドの条件を変更したらSQLではどうなっているのかを見てみよう。
Accessフィールドa列のみ2017-05-26 (14).png
しっかりとSELECT句が変更されている。
取得列を追加してみる
b列も追加してみることにしよう。
上部にはテーブルfooが表示されているが、fooの中に列がリストされていることがわかる。このリストからbをクリックして、そのまま空いているフィールドのところまでドラッグしてみよう。
ドラッグ操作でもフィールドを追加することができる。
Accessドラッグで列を追加2017-05-26 (15).png
SELECT句にもb列が追加されている。SELECT句では、複数の列を取得する場合は、カンマで区切って指定する。
AccessSQLビュー2017-05-26 (16).png
拡大してみたが、文字が小さくて判別不可能ではないか。fooとbの間には.が入っている。foo.bでテーブルfooのb列という意味になる。
詳しくは、SQLポケリを参照して欲しいのだ。

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