カメラのしくみ「ペンタプリズム vs ペンタミラー」
カメラの記録面には、像が反対に写っている。ファインダーを覗くとそのままにみえるのは、途中で像が反転されているから。この反転をするのがペンタプリズム。カメラの頭に付いている三角形のやつね。
一眼レフがみんな、三角形の頭を持っているのは、このペンタプリズムが必要だから。でもって、どういうわけかここに、Nikonとか、Canonとかメーカーの名前が刻印されている。
機種によって、本当のプリズムだったり、ミラーを張っただけだったりする。プリズムの場合は、ガラスで作られているので、それなりに重たいが、光学的な特性に優れているので、ファインダーが明るくなる。
ミラーを張っただけの張りぼて方式は、ダハミラーとか、ペンタミラーと呼ばれており、形状はペンタミラーと変わりはないが、中が空洞なのでプリズムより軽い。中が詰まっていないので、光学的にはプリズムより不利で、ファインダーはプリズムより暗くなる。お値段的には、ペンタミラーの方が安い。
D3000は、エントリー機なので、ペンタミラーが採用されている。そりゃそうだよね。しかし、ペンタミラー用にマットスクリーンを調整するとかして、ファインダーの視認性を上げているらしい。
マットスクリーンは、レンズを外すとミラーの上に付いているのがわかる。曇りガラスっぽいやつね。こいつの曇り具合が、軽めっていうことか?よくわからんがそういうことにしておこう。
そもそも、マットスクリーンって曇ってないと意味がない。ここに像が写るわけで、これを反対側からファインダーを通して見ている。昔のカメラには、ピント合わせ用に真ん中に丸い別の部分があって、ここが上下半分になっていて、上と下の像が一致したらピントがあっている、っていう感じのものがあったが、D3000にはないなぁ。AFだから要らないのか?
でもって、「ファインダーが明るい」というのはいいことなんだけど、ピントが合わせやすいということと相反しているものらしいのである。
高級機では、マットスクリーンを交換することができるらしいが、D3000では無理か。
D3000には、B型クリアマットスクリーンVというのが付いている。これを別のに取り換えられれば、違いもわかるかと思ったが、それはできないっぽい。
マットスクリーンの分野でも研究が進められているので、単純に、曇り具合が軽いというわけではないらしい。最新式なら、明るいけどピントも合わせやすいようになっているのか。とりあえず、ピントはAFで合わせちゃってるし、ファインダーが暗くてみにくいと感じることはない。ペンタミラーだからといって気にすることはないか。
ゴーヤとミニトマトはこんな感じ。
次回は、ミラーレス一眼>>
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