カメラのしくみ「Nikomat FTN」
かっちゃいました。中古のフィルムカメラ。Nikomat FTN。
ハードオフでジャンクなので、露出計は動きません。シャッターは切れるようである。フィルムで撮影する気はないので、別に動かなくてもOK。
よく調べてみると、電池が入ってない。これじゃあ、露出計が動かなくてあたりまえか。しかし、電池って何を入れればよいの?
持ってみると、重たい。D3000と比べるとずっしりと重たい。こんなに重たかったか。
巻きあげレバーで巻いて、シャッターを押していると、なんだかやっぱり懐かしい。
レンズには、カビあり。大きな傷はない模様。NIKKOR-S Auto 50mm F1.4が付いている。
分解してみるものの、後玉がひとつだけ外せただけ。掃除してみるものの、カビはとれず。カビは、けっこう中に発生しているぽい。
前玉は、飾りリングが外せずあきらめムード。道具を揃えないとだめか。ゴムシートですべらないようにして、くるりと回せるといいらしいが、ゴムシートなんてないし...
後玉は、マウント面のネジやら、絞りリングのネジやらを外していき、筒状になっている部分を回すと外れた。フォーカスリングが外せない。どこかにネジが隠れていそうな気がするのだが、発見できず。
カビ付きのままだが、D3000に付けて、撮影してみた。
Fマウントなので「付けられる」。ちょっとおどろき。
コンピュータや家電でもインターフェースが大事。同じインターフェースを持っているもの同士なら接続することができる。だけど、インターフェースがしょっちゅう新しくなっていくので、昔の機器は、最新式の機器に接続することはできない。
FTNが現役だったのは、1970年くらい。もう40年も前のことである。その頃のレンズがまだ使えるなんて。PCでは考えられないことである。
しかしながら、接続できるといっても、オートフォーカスもAEも効かない。完全にマニュアルで撮影しないといけない。
オートフォーカスは、ピントがあうと●が表示されるので、まだよい。問題なのは、露出。
レンズの絞りリングを回せば、ちゃんと絞りは機能する。しかし、カメラ側にどのくらい絞ったかの情報が来ない。昔のレンズは、三角形の爪と本体側のピンを物理的につなげることで、絞りの情報を露出計のある本体まで伝えていた。
今のデジカメは、ここを電子的にやっている。なので、絞り情報がD3000までやってこない。絞りがわからないので、シャッター速度を決められない。
なので、勘でシャッター速度を決めることになる。夜の室内だから、ISO400で、絞り開放F1.4にしたら、1/30秒くらいか。
と一枚撮ってみる。ちょっと明る過ぎだったら、1/60秒にしてみるといった感じで撮影できた。
フィルムだったら使えないが、デジタルならなんとか使えるかも。
モデル名: Nikon D3000
レンズ:
焦点距離: 0mm
フォーカスモード: マニュアル(M)
AFエリアモード: シングル
絞り値: F/0
シャッタースピード: 1/15秒
露出モード: マニュアル
露出補正: 0段
測光モード: 中央部重点測光
ISO感度設定: ISO 800
カビは、写ってない。
このレンズを使って、体内露出計を鍛えるのも面白いか。
次回は、カメラのしくみ「ピント合わせ」>>
カメラのしくみを最初から読むなら、以下からどうぞ
カメラのしくみ VR 手ぶれ補正機能
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