カメラのしくみ 湯気を撮影する
湯気を写真に撮るのはけっこう難しい。
湯気が写っていると、おいしそうにみえる。特に冬は。
この写真には湯気が少しだけ写っている。

モデル名: Nikon D3000
レンズ: 35mm F/1.8G
焦点距離: 35mm
フォーカスモード: AF-A
AFエリアモード: シングル
絞り値: F/2.2
シャッタースピード: 1/160秒
露出モード: 絞り優先オート
露出補正: +0.7段
測光モード: マルチパターン測光
ISO感度設定: ISO 100
湯気が写るには、いくつか条件がある。
1 料理が出来立てであること。
2 気温が低いこと。
3 背景が黒っぽいこと。
4 逆光であること。
1はあたりまえか。料理がアツアツなときにしか湯気は立たない。
2は少し意外だが、冷静に考えてみればわかる。吐く息が白くなるのも気温が低い冬にしか起きない。そういえば、夏に撮った写真には、湯気が写っていない気がする。
3ももっともな話。湯気は白いので、背景が白っぽいと写らない。
4の理屈はよくわからないが、逆光の方がよく写るらしい。
結構条件が厳しいので、なんとなくシャッターを切っているだけでは湯気ははっきりとは写らない。料理写真の専門家は、湯気が欲しいとき、ドライアイスを使って、料理のまわりを冷やして湯気を発生させる、ということをやるらしい。
湯気を撮影するのが非常に難しいので、レタッチソフトで湯気を加えてしまう、ということがよく行われているようである。雲みたいな素材を写真に合成してしまうのである。
お手軽ではあるが、邪道である気がしてならない。
そうはいっても条件を揃えるのは大変。黒っぽい背景になるようにランチョンマットを引いて、エアコン効き過ぎているので、窓開けて気温を下げて、とかやろうものなら、奥さんに「寒い」と怒られ、アツアツの料理にカメラを近づけたら、レンズが曇ってしまったり、そうこうしているうちに料理はさめていき...
と大変。レタッチソフトで「ちゃっちゃ」とやりたくなってしまう。
他にも運よく湯気が写った写真を探してみた。
これは、やっぱり背景が黒い部分にだけ湯気が写っている。

モデル名: Nikon D3000
レンズ: 35mm F/1.8G
焦点距離: 35mm
フォーカスモード: AF-A
AFエリアモード: シングル
絞り値: F/1.8
シャッタースピード: 1/40秒
露出モード: 絞り優先オート
露出補正: +0.7段
測光モード: マルチパターン測光
ISO感度設定: ISO 100
こっちも、背景が黒いところのみ。アツアツなラーメンなので、湯気の量が多かったか、少し明るい部分にも湯気が見えている。

モデル名: Nikon D3000
レンズ: 35mm F/1.8G
焦点距離: 35mm
フォーカスモード: AF-A
AFエリアモード: シングル
絞り値: F/2.2
シャッタースピード: 1/160秒
露出モード: 絞り優先オート
露出補正: +0.7段
測光モード: マルチパターン測光
ISO感度設定: ISO 100
これは、スーパーやコンビニで売っているアルミ鍋のうどん。盛大に湯気が写っているが、ちょっと写り過ぎ?なんか画像がクリアじゃない。レンズが曇ったか?
モデル名: Nikon D3000
レンズ: VR 18-55mm F/3.5-5.6G
焦点距離: 30mm
フォーカスモード: AF-A
AFエリアモード: シングル
手ブレ補正: ON
絞り値: F/5
シャッタースピード: 1/250秒
露出モード: 絞り優先オート
露出補正: +0.7段
測光モード: マルチパターン測光
ISO感度設定: ISO 400
たくさん食べ物の写真を見たので、もうおなかいっぱい。
ごちそうさまでした。
次回は、Nikon D3000>>
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