Proxmoxクラスタでノードを落としたらWebコンソールに入れない【暑さ対策】
本日は前回からの続きである。
Proxmoxのクラスタで4ノードあるうちの2ノードを暑さ対策のため落としたらWebコンソールにログインできなくなってしまった。
というのが前回の話である。
ProxmoxでCephを組む際には、最低3ノード必要となる。ラックマウントしているふたつのCeleronサーバとMac miniにProxmoxを入れて3ノードを用意し、LAGで接続してみたものの、意外にパフォーマンスが出ず、CephをやめってZFS+NFSで運用状態となったのである。
ZFSを試験する際に、EPSONのWindowsマシンに余ったHDDやSSDを搭載しProxmoxを入れて4ノード体制になった。Mac miniはLANがUSBなのでネットワーク性能がいまいちで、もういらんだろうということでシャットダウンされたままとなっている。
さて、夏になり、エアコンがない仕事部屋を「少しでも涼しくする」ためにEPSONマシンを落としたら、ProxmoxのWebコンソールにログインできなくなってしまったのである。
Cephの時は3ノード立ち上げてないとダメだったけど、ZFSでNFSマウントならNFSサーバになっているノードだけ動いていればOKじゃない?と思っていたのだけれども、どうやらそうではなく、Proxmoxクラスタで最低稼働しているノード数というものがあるらしい。
Proxmoxにsshでログインして、pvecm statusとコマンドを打つとProxmoxの状態が表示できる。この中にExpected votes: といった項目があり、これが最低限稼働している必要があるノード数を示しているようである。
Proxmoxではクラスタを構成する各ノードのうちひとつのノードが代表に選出されてクラスタの管理をするぽい。
さっそくうちの環境でやってみると...
root@pvem:~# pvecm status | grep Expected Expected votes: 4
と表示された。
そうなの?Mac miniは落としているので3ノードしか上がってないけどログインはできてるぞ。
まぁいいか。pvecm expected 2とすれば、最低必要ノード数を2に変更することができるらしい。ちょっとやってみよう。
root@pvem:~# pvecm expected 2 root@pvem:~# pvecm status | grep Expected Expected votes: 2
変更できたようである。
じゃあ、EPSONマシンをシャットダウンしてからの、Webコンソールでログインすると...
無事ログイン成功。やったね。
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