ProxmoxでCephを構築するためMac miniをSSD換装する

さて、本日も3GHSPである。
今回は、Mac miniのHDDをSSDに換装する話である。

新サーバーを組んでProxmoxを入れた。遊んでいたMac miniにもProxmoxを入れて2台体制になった。そこでクラスタにしてみて「マイグレーション」とかいろいろやって遊んでみた結果。
「なかなかいいじゃん。Proxmox」
となった。
何が良いかというと...
「コンソールが要らない」
Proxmoxのインストール時には、キーボード、ディスプレイが必要なものの、インストール後はWebコンソールが使えるので、キーボード、マウス、ディスプレイはなくても不自由しない。
「仮想マシンを作成できる」
仮想環境なので当たり前なわけだが、仮想マシンVMを作ることができる。これは、いろいろなサーバーとかを試したい場合は便利。
コンテナと呼ばれる、VMよりオーバーヘッドが少ない仮想環境を作ることも可能。
AWSでいうところのEC2がVMで、ECSがコンテナにあたるのかな。
ノード間を移動できるマイグレーションも多分だけど便利。
「Cephができる」
Cephは分散ストレージと呼ばれるもので、複数のホストでひとつのストレージを構築できるというもの。AWSで言うところのS3をイメージしてもらえれば良いかと。
ProxmoxでなくてもCephで分散ストレージを実現することができるが、ProxmoxだとWebコンソールを使って管理できるので、多分だけど便利。
それに、VMをCeph上に作っておくことで、マイグレーションがやりやすくなるとのこと。Proxmoxを導入するのであれば、ぜひとも入れたい機能である。
ということになり、旧サーバーもCentOS7をやめて、Proxmoxに入れ替えして、クラスタに参加させることに。
旧サーバーではsambaが動いており、主にファイルサーバーとして稼働している。
nodeやらpostgres、redisとかも入っているので開発用としてもたまに使っている。
CentOS7はサポート打ち切りとか言っているので、この際にCentOS Stream 9にアップデートしたいと考えている。
3台構成のクラスタになることで、Cephを無理なく組めるようになるので、やっていくが、ストレージがHDDでは貧弱すぎるので、500GのSSDを2本追加して増強することにした(旧サーバーには500GのSSDが入っている)。
実はあまっていた500GのHDDを使いまわして、Core2 Duoのマシンも使ってCephを構築してみたのだが、全然パフォーマンスが出ない。
普通にSSDでファイルサーバー立てた方がよっぽど使える。
なので、HDDはあきらめてSSDにする。容量はコストパフォーマンスを考え500Gとした。
Cephが奨励するハードウェアのスペックが高く、10ギガEtherとかメモリ16ギガとか言ってるがそんなの「お家クラスタ」である3GHSPでは用意できない。SSD 500Gだけで勘弁してくれ。Ethernetは各ホストで3つをリンクアグリしてるから大丈夫でしょ?多分。

Mac mini SSD換装

さて、本日の本題はMac miniのSSD換装である。長い前振りであった。
Mac miniには元々、500GのHDDがひとつ搭載されていた。ここに、分解工具キットを購入して250GのSSDを増設している。

で、今回はHDDを取ってSSDに付け替える、いわゆる「SSD換装」を行っていく。Cephでは各ノードで同じ容量、性能のストレージで稼働させるのが良いようなので、500G SSDをCeph用にしたいのである。
新サーバーはラックマウントされているとはいえ、普通のPCケースなので、取付は簡単。なので面白くないので、動画撮影はやってない。
旧サーバーもラックマウントだが、500G SSDが搭載済である。
問題はMac miniである。過去に増設しているとはいえ、なかなか手強かった印象しかない。こっちは面白そうなので動画にしてみた。

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asai
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システムエンジニア
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